僕は友達が少ない

 僕は友達が少ないライトノベルの話をしているわけではなく、純粋に友達が少ない。決して、「はがない」が嫌いなわけではない。僕の人生に多少なりとも影響を与えた作品であるのは揺るがない事実だ。その証拠に、家族に中学三年生の春休みに連れていかれた「卒業と進学どうのこうのお祝い」みたいな催しに半ば強制的に連れていかれた際にスプラッシュマウンテンの列に並びながら、「志熊理科 髪型一覧」で検索をしながら薄ら笑いを浮かべていた気がする。それ以外にもここ最近の一人称を僕にしていることであったり――これは「はがない」とは何も関係ない。トウカイテイオーを意識しているのと、「怖い」「愛想が悪い」「性格が悪い」などと批判を受け、悩んだ際に一人称と語尾を変更することを提案され、一人称だけ変えただけなのである。比率で言うと9:1くらいだと思う。

 

 本題に戻ろう。僕は、友達が少ないのだ。人とコミュニケーションが取れない、話しかけられないと自分から会話をできない、性格が悪い、不満ばかり漏らしてるなど思い当たる節はいくつでもある。そもそも、精神状態が安定していた時など皆無であるため、この先の人生も友達が増える予定はない。隣人部に入部する気もなければ、友達が増えるビジョンさえ見えない。

 

 なら、どうしたいのか。結論を先に言ってしまうと、友達は少なくていいのだ。先ほどから僕は、「少ない」としか発言していない。いないわけではないのだ。もしかしたら、一方的に思っているだけで実際は友達がいない可能性もあるが、精神状態が崩壊してしまうので仮定だとしても考えることをやめよう。

 

 ここまで長ったらしく、友達が少ない陰キャアピールをしてきたかというと、解決策を去年の今頃見つけてしまったからだ。(ここでやっとしたかった話に辿り着いたので一息つくためにお酒を飲みます)

 

 私情だが、今年も無事に大学の文化祭が終了した。僕の所属している部活は飲食店を出店しているため、金曜日から始まり土曜日、日曜日と忙しい。今年からは兼部してしまっているため、準備も当日も休む暇がなく精神状態が度々崩壊してしまい、同人誌を脱稿したりした。(買ってね)

 そう、一見文化祭など関係ないように思えるが、僕の人生に大きく関係してる。文化祭。去年の開催時には、あるイベントと被ってしまい、文化祭が終了と共に秋葉原に向かい、台風の中イベントに参加したりした。

 

 誰に会いに行ったか。相坂優歌さんである。この日から始まり、僕は相坂優歌さんのリリイベに何度も足を運び、人生が変わったのだ。

 彼女は決して否定をしない。肯定をし、人はそれぞれだと教えを説く。そのお陰で僕の精神状態は、医者も啞然とするほどの回復力を見せ、ようやく人間になれた。

 

 彼女と出会うことで、何が起きて僕にどのような変化が起きたのか。これから本番だと思うが、「屋上の真ん中で 君の心は青く香るまま」の歌詞カードを取り出し、読んでいると音楽少女の最終話よりも量が多い涙を生み出してしまったのでここで一旦中断する。

 そもそも、相坂優歌さんへの思いが込み上げて毎晩枕を濡らしているため、ブログを開設したはずなのだが重要な箇所に到着すると、何もできない。人として不完全で中途半端な自分に苛立ちが収まらない。

 それでも、今回はこれでいいと思う。生き抜く果てよりも終わることが救い。書き続ける果てよりも書き終わることが救いなのかもしれない。